おかん お好み・鉄板焼き



おかんはお好み焼きを中心に旬素材を鉄板焼きで提供するスタイルをとっており、小気味よいスタッフの動きがカウンター越しに見られます。メニューは創作性の高いオリジナリティ溢れる構成となっており、元来ポピュラーなお好み焼きが持つ雑多で大衆的なイメージではなく、洗練された和食店の風格を有しています。そしてオーナー様が望む、上質な食素材を和のテイストをベースとしたモダンな空間で愉しんでもらいたい・・・というニーズを踏まえ、ジャパニーズモダンというデザインコンセプトを掲げました。

おかんは繁華街の通りに面したビルの2階に入居していますが、最大の特徴は専用階段を有し、通りに対してガラス張りであるということです。この物件特性を最大限に生かす為、
◆ブランドアイデンティティとなる和のテイストいかに伝えるか・・・◆繁華街の通りに向けていかにアイキャッチとなるインパクトを与えられるか・・・◆店内の雰囲気、臨場感をいかに感じさせられるか・・・という3点を軸にファサードのデザインプランニングを行いました。

【空間演出の柱としたもの】

  • ガラス製竹筒による光る竹林のファサード
  • 影絵による光壁カウンター
  • 店内各所に採用されたジャパニーズマテリアル

ファサードはガラス製の竹筒を並べ竹林を演出し、さらに間接照明でライトアップされた光る竹林とすることでアイキャッチとなるインパクトを持たせました。これは日本の代表的な昔話である竹取物語のニュアンスを意識的に取り入れたもので、こうすることにより光る竹林の向こう側にいる来店客、スタッフといった人の気配を感じさせ、竹の間から和紙の天井や照明が見えることで臨場感を外に伝えることができます。

一方、店内のキービジュアルとしてあげられるのがカウンターバックにある影絵の光壁です。オーナー様の幼少期、母が作ってくれたお好み焼きの想い出・・・というノスタルジーを具現化すべく、母と子を題材としたほのぼのとした情感を影絵として表現しました。またロゴであるおかんの題字は書道家・武田双雲氏の筆によるものです。カウンター越しのお好み焼きが焼き上げられる姿と背後の影絵が重なり合う光景はこの店を表現する最大の演出と言えます。

またこれらの他にも和テイストなる空間を作り上げる上で、店内アプローチの錆壁、客席間仕切りの簾、天井貼り付けや行灯の和紙など様々な伝統的な日本の素材を採用しております。一方でLEDによる光ゲートやカッシーナ社のチェア、イタリア製のクロスなどを織り交ぜることで両者をうまく融合させスタイリッシュな方向性に導くことを心掛けました。



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