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ダイニングシーンにおける恵比寿は中目黒や代官山などと1つのエリアを形成し、六本木や新宿・渋谷といった大きな繁華街の喧騒を避け、ワンランク上を目指した情報感度の高い顧客群が存在している。そしてこの顧客群の、美味なる食、至福の酒を愉しんだ後に妖艶なるひと時を・・・といったニーズに呼応すべく登場したのがシークレットラウンジTAKARABUNEである。
クオリティの高い店舗を選び出し、愉しむ・・・というライフスタイルを持った“達人たち”が その日(夜)のフィナーレを飾るにふさわしい1店を目指すべく、“大人たちの隠れ家”というコンセプトでプランニングしました。
本物件の特徴としては恵比寿駅至近の6階建て雑居ビルの5階および6階の2フロアで構成されている。6階はVIPフロアとなっており、エレベータはなく5階から外階段を使ってでしか行くことができず、それがさらに秘められた空間という期待感を醸成させている。
シークレットラウンジと銘打っている様に、アイキャッチを目的とした袖看板などはあえて避け、ELVの扉が開いた瞬間のギャップを愉しんでいただく演出となっている。
【空間演出の柱としたもの】
- フロアごとの空間コントラストによる多面性
- 光による演出 〜煌き〜 (5F)
- 光による演出 〜温もり〜 (6F)
- グリーンディスプレイ
まずは分離された各フロアをまったくテイストの違った空間とすることで1店舗でありながら異にした空間を持つという多面性を強調しました。空間構成にあたっては、洗練されたイメージを醸成させたかったので造形的な演出よりも光による演出で“表情をつくる”ことに主眼を置きました。
5階のテーマとしては白を基調にして欲しいというオーナー様からの要望を受けましたので、白をベースにガラス素材を組み合わせ、光によって“瑞々しい煌き”を表現しました。本フロアのキービジュアルとなるものはLED光壁と光ファイバーカーテンである。規則的なドットで点灯するLEDとダイヤモンドダストの様にランダムに流れ落ちるファイバーの光は静的な光と動的な光が対照的に対峙し、ドレッシーな空間を引立たせています。
6階は一転してダークブラウンを基調とした空間構成であり、暖炉に火が焚かれたリビングでシガーを燻らせる・・・といったイメージを追求しました。積み重ねられた石壁に暖炉の火をモチーフにしたアクリルボックスの照明の灯りがほのかに当たる事でできる陰影が絶妙な表情となってシックな雰囲気を醸成しています。
また本物件では各フロアに小窓を設け、外部バルコニーに設置された観葉植物がライトアップされる仕組みとなっている。非現実空間である店内から現実空間を遮るようにライトアップされたグリーンを垣間見る小窓は壁に飾られた絵画の様でもあるが、風に揺らぐ臨場感はクローズドな空間だからこそ効果的なアクセントとなっています。
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